Live Schedule

2016年4月28日木曜日

まじめなはなしを

昔から「パーティーの席では、宗教と政治の話をしてはいけない」と言います。

私もライブの MC などで、これらに関する偏った意見は話さないようにしています。
ライブには色々な考え方の方が来てくださっていると思いますし、共演者の考え方もそれぞれだと思います。
Facebook などの SNS も同様で、私はミュージシャンであって、思想家や活動家ではないので、偏った意見の表出は避けています。

でも、一応ここでちゃんと書いておきますと、私は「右寄りか、左寄りか?」と問われれば完全に「右寄り」の部類に入るんだと思います。
自衛隊の存在を支持していますし、在日米軍も日本の安全保障のために無くてはならない存在だと思っています。(ただ、実際に沖縄に行ってみるとあまりに軍用地が多く、沖縄の方たちには多大な負担を掛けているんだな、と実感したのも事実です。)

原子力発電についても、テクノロジーの一つとして反対はしていません。どんなテクノロジーにもリスクがあり、過去の失敗の経験からどう学んで、そのリスクを予見して安全性を担保していくのか、というのが科学の進歩なんではないかと思います。
いつの日か、もっと経済性も安全性も高いエネルギー技術が開発されていけば原子力発電に頼る必要は無くなるかと思いますが。

そして最後にもう一つ書いておくと、宗教的には実家は仏教ですが、個人的には幼少からカトリックのキリスト教です。でも他の全宗教(←まともなものに限る)を否定しません。

で、何が言いたいかというと。私の SNS のタイムラインなどに、偏った思想的・宗教的なコメントの書き込みはしないでほしいということです。そういうのは自分のタイムライン上で展開すべきものであり、人のところに書き込む類のものではないと思います。誰の目に触れて、誰が不快な思いをするかわからないし、少なくとも私のタイムラインを読んだ方にそういう思いはして欲しくない。(メッセージなどで個人的に送ってくださるのは全然構いません。)

…とここまで書いて、本当は SNS そのものに書く方が効果的だとは思いましたが、それだとあまりに直接的に成ってしまうので、やはりここに書いておくことにします。こちらをご覧になる人は、ある程度私に関心を持ってくださっている方だと思いますので。。

今後そういった(思想的・宗教的に偏っていると私が感じる)書き込みをいただいた場合、基本的にはフラットな姿勢でお返事しますが、目に余ると思った時には削除させて頂くこともありますので、何卒ご理解ください。

ちょっと真面目な話でした。

2016年4月5日火曜日

ドビー、ふたたび奇跡を起こす

昨日、下北沢の怪人ドビーから電話がかかってきて、第122回の Paradise Bones のフライヤを作りたいとのこと。今回はゲストが杉野森KAZさんだから、「KAZさんの写真を全面に出す感じにするのがいいんじゃないの?」ということになって、WEBに載っている一番KAZさんらしい一枚を使わせてもらうことにして、私の方で早速文字入れ。


完成したので印刷してドビーに納品すべく Big Mouth のお花見企画に持参。(製作時間35分!過去最短。手を抜いたわけではなく、素材がかっこいいとイメージがしやすくてあっという間に出来てしまっただけ。)

今年のBig Mouth お花見企画は、お花見と言いつつ、お店のなかで飲み食いしながら他愛のない話をする感じののんびりしたイベント。こういう感じ、好きです。参加者のなかに日々「死にたい、自分は普通じゃない」と思っている二十歳くらいの女の子がいて、「二十歳くらいって、みんなそんな感じだよな〜」なんて若さへの憧憬とともに眺めていたら、飛香さんが「大丈夫。40歳過ぎたらどうやって健康に生きようかばっかり考えるようになるから」って言ってて、ものすごく笑った。

さて、お花見も無事お開きになり、できたてのフライヤを片手にドビーと「無寸草とつづ」へ。そこでびっくりするほど日本語のうまいアメリカ人エリックさんとトルコ人イナンさんのおふたりに出会う。(というかドビーが話しかけた。)店内で開かれている作品展を観にいらしたようで、エリックさんは日本在住、イナンさんはトルコから来日中とのこと。お二人がこれから明大前のブックカフェ槐多に行こうと話していたので「月曜日は休みだよ〜」という話をしたら「そうなんだ〜、っていうか槐多、知ってるの?」っていうあたりから仲良くなって、結局そのまま一緒に飲むことに。

おふたりは本当に日本を始めアジアや世界の近現代に詳しくて、第二次大戦前後の歴史の話、宗教の話、言語の話などなど、私の興味のあることをほとんどなんでもご存知。いろいろ教えて頂いて、ものすごく面白かった。最近長期休暇中の私の知的好奇心がとても刺激された感じ。もっと話したかったな〜。

このおふたりの会話がまた面白いの。「何飲む?」「ん〜とりあえず任せる」「つまみ頼もうか」「お品書きあります?」みたいな、もう新橋のサラリーマンみたいな会話を日本語でしてて ... ただただ感服。

そしてドビーが手元に置いていたイベントのフライヤをおふたりに見せたところで、イナンさんが「ぼくも昔このあたりに住んでいたときに、こういうこと(ギターの弾き語り)やっている人を知ってた。タイキっていう人」って言うから、ドビーと私は思わず「え〜っ!!?」ってなりました(笑)。このときの我々の驚き具合は、ご自由にご想像ください。

そしてひとしきり大樹さんの話。イナンさんが「よかった。まだ下北沢に自分の居場所があるように感じた」と言ったのが忘れられない。

「さっき行こうとしていた「槐多」で、5月に大樹さんのライブやるよ〜」という話をして、そのイベントのフライヤもお土産に(?)貰っておいて頂きました。

「突然会った人から出た話が「槐多」と「大樹」じゃ、もう今晩神様に感謝するしかないね」とイナンさんが言っていたけれど、本当になんとも不思議なことってあるものです。でもこれももしかしたら、もともと知り合うように決まっていたのかもしれないな〜とか、若干神秘主義的なことを考えてみたりした月曜の夜。

そのあとさらにドビーと2軒ほど遊びに行き、23:30に解散しましたとさ。笑