これを書くと、いろいろな人から批判があるんじゃないかと思うので、いままであまり言及してこなかったのですが、やはりどうしても気になるから覚え書きとして。
なぜ、ダメと知っていてやるんだろう?
「この場所は許されているか、禁止されているかわからない」→「やってみた」→「警察に止められた」というのならわかる。一回注意されたらやめればいい。
警察が「だめ」と言ってくるには、言ってくるなりの理由があるし、確認すれば警察官も必ず答えてくれるはず。
・道路交通法
・条例による規制
・周囲からの苦情
だから、なんども同じ場所で警察に指導を受けて、でもなんどもやる人の感覚がわからない。(しかも「これから○○で路上やります。警察に止められるまでやる」とかSNSで拡散する人はなおさらに。「これから法律違反します。バレるまでやります」って言っていることでしょ?)
法的に規制されていて「やってはいけないこと」になっている以上は、ルールが変わるまではやってはいけないのだと思う。
それって大麻と一緒じゃない?大麻は本当はそんなに悪いものではない(タバコの方が悪い)と思っている人は多いだろうし、医学的にもそういう意見もある。
でも一個人がいくら悪いことだと思っていなくても、やったら当然に捕まる。
大麻合法化を訴える人たちが、大麻所持などで逮捕されるたびに思うこと。
法律で禁止されているうちは、いくら自分では正しいと思っていても先行してやってはだめ。
まずルールと向き合って枠組みを変えてからやるべき。
それでないと、以前よりも規制が厳しくなって、より自分たちの向かいたい方向と逆方面へ向かうことになる。
「法的には禁止だけれど、自分は正しいと思っていて、いま自分がやりたいから、やる」というのは、とても自己中心的な行為だと思うのです。
路上ライブも同じです。
きっと「路上での表現活動がもっと自由にできる街にしたい」という気持ちで、正当なルートで行政への働きかけをしている人も多数いると思う。
それを「いま自分の宣伝をしたいから」「いまやりたいから」だけで、ダメとわかっていてやってしまうのは、かえって規制を強化させるだけで逆効果だし、そういう働きかけをしている人へも迷惑をかけているんじゃないかな。
私には路上ライブをやっている友達も何人もいて、彼ら自体も彼らの音楽も好きだし、これからも良い関係でいたいと思うので、この意見に関してSNSとかで拡散するつもりは全然ありませんが、これが私の意見です。