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2017年7月29日土曜日

ずっとモヤっていたこと:飲食店での「あ、水でいいです」問題について

記事について。
お酒と料理を主に提供するタイプの飲食店で、食べ物は注文しても飲み物について「水だけ」で利用するお客さんをどう思います?という問題。

この元記事を書いた人は
・インターネットで調べてくるお客さんも多い時代、1ドリンク必須が明言されていない場合、そういう利用方法をとるお客さんが現れても致し方ない
・それでもよいと完全に割り切るか、1ドリンク制などのルールを提示してあげるべき
 と、常識的な意見を書いていらっしゃる。

でもこの記事に関して、私の周りで SNS などでシェアする人の意見や、そのシェアされた記事に反応する人たちの意見を見ていて、なんだかモヤモヤしている。

これをシェアしているのは大体自身が飲食店を経営している人で、「水だけ、いるいる、常識なくて困る」的なもの。これに反応しているのも経営者仲間や店の常連さんで「ろくに注文もしないのに、飲み客グループに混じってほとんど水だけの客もいるよね、あんなのは客じゃない、教育が足りない」みたいなやりとりが進んでいるのを見かける(1件だけじゃなく複数回見かけた)。

私、お酒も飲まないのに飲み客中心のお店に出入りする人の筆頭みたいな人です。
なので、このやりとりに(元記事にではなく、ね)ちょっと言わせてもらいたい。
それ、あまりに「店目線」の会話で、個々のお客さんの状況を考えてないよね。

もちろん、本気の「水だけ」(それ以外は何も注文しない)というのは、完全なルール違反、常識ない行動だと思う。

でもなにかを注文しているなら、そして席がすごく混んでいる(新規の入店を断ってる状況)とかでなければ、「お店の利益構造まで慮って注文しろというのは、あまりに勝手な意見」だと思う。

それってスーパーマーケットが「利益率の低い特売品ばかり買って、通常価格の商品を買わないお客はけしからん」と言ってるのと同じこと。確かにお店側の気持ちとしてはちゃんと利益率を確保している商品も買って欲しいところだけれど、そんなの口に出す店があるか?

それから「飲み客グループに混じって来る、水だけのお客への批判」について。
お酒が好きな人には想像できないと思うのですが、お酒が嫌いな人にとってはアルコールの入っている飲料は「飲み物ではない」のです、ほとんど劇物に近い。 なので「飲まない」のではなく「飲めない」のです。
そして1杯目はソフトドリンクを注文したとして、他のアルコール類を注文する人と比べて、水物ばかりそんなに何杯も飲めません。
考えてみて、ビールだったらジョッキ1杯簡単に飲み干せるだろうけど、同じ量の烏龍茶を同じ勢いで飲めますか?という話。
そして、じゃあそういう人は来ないで、と言うなら、飲めないけど酒の席に同席したい人はどうしたらいいんでしょ?
私の経験で書くと、行ったことのない店に行きたがるのは「普段飲まない人」の方が多い。普段から飲み歩いている人は、自分の行きつけがあるから。このお店に行ってみたいけど自分は飲めないから、たくさん飲む人たちと一緒の時に誘う、という人は多いと思います。
店側が「ろくに飲まない”使えない客”」と思っている人が、 その新規客のグループを連れてきていることって結構あると思う。だからそういう人についても「客じゃない」なんて思わないで、それなりに大事にした方がいい。

ちなみに私がよく遊びに行っているお店のオーナーに以前に「いつもろくに飲まないくせに長居してごめんね」と話したら「とんでもないよ、お酒も飲まないのに来てくれる奇特なお客さんだと思ってる」とお返事が来て、なんかそのお店がいつも人気がある理由がわかった。

ここまで書いて、本当に何について書いてるんだか、全然よくわからない文章になってしまったけど、きっとストレス溜めすぎなんだと思う、最近の私。



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