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2017年2月2日木曜日

ARTについて思うこと

が、たまにあります。そんなにいつも深く考えているわけではないけれど。

みなさんにとって「原風景」ってどんな景色?

どこまでも続く田舎道。
街路樹のツツジの赤。
昔住んでた家のベランダからの眺め。

私にとっての原風景は

夕方と夜のあいだの
水のような空の色
そこに浮かぶ細い月と星
(いま思えば金星なのかも)
幾重にも重なる電線の影
古びた雑居ビルの窓

誰にも言わないけど、少し殺伐とした景色の中に「この先に何か知らない世界がある」と思ってそれを眺めているような、若干大丈夫?な子どもでした。多分。

そして今でもその原風景を、映画に、絵画に、写真に、空間に、そして音楽の中にも求め続けているような気がしています。もちろん、現実の世界の中にも。



ARTについて…の話に戻って。
そもそも ART ってなんなのよ?という話。

世界って、みんなに同じように見えてるようでいて、じつはそれぞれに違う世界を見て生きてるんじゃないかと、いつも思っています。

それぞれが見ている世界を表現する活動が、少なくとも私の捉える ART というものに一番近いものなんじゃないかと思うのです。

もしかしたら、ちゃんと学問として芸術を学んでこられた方からしてみたら「全然意味違〜う!」と思われるかも知れませんが…。


だから、自分が見ている世界や、見たいと求めている世界(←初めに書いた原風景みたいなもの)に近いものを他の人の ART の中に見つけてしまうと、もう気になって仕方がないんですよね。

「気になる」を通り越して、「その世界の一部になりたい」と思うことも。そして曲を書いてしまったりすることもあるのですが…。

私がときどき企画するイベントというのも、その「私の見たい世界」が凝縮した形だと思ってください。

そして、逆に私が思っているのとは全然違うように世界を捉えている人の世界観を知ることもまた、とても興味深い。

食べたことのない外国料理を初めて口にして「へぇ〜こんな味付けがあるの?でも美味しいねぇ」みたいな、パクチー初めて食べたときみたいな感覚。

なんの話だかよくわからなくなってしまったけれど、私の見てる世界を、私の音楽やイベントを通じてみなさんと共有できたらいいな。

そして私も他の人の作品(広義な意味での)を通じて、まだ見ぬ世界を見てみたいな。

と、思うのです。
というか、この感覚がなくなったら、生きていても何も楽しくないんだろうなぁ。。



1月の私の企画ライブ

・1月22日 Taiki Hatazaki Acoustic Live at MAREBITO
・1月28日 ラビリンス vol.2

お越しくださった皆さま、本当にありがとうございました!どちらのイベントも、間違いなく私が一番楽しませて頂きましたが、皆さまはいかがでしたでしょうか?(今更ながら…。)


そして次の私の企画は、

2月10日 Outer Space of Inner World @ 池ノ上 Bar Gari Gari

です。

70年代 UKロック界の大御所で、今なお更なる活躍を続ける、偉大でお茶目な音楽家 Morgan Fisher さん、深い音楽性と高い演奏テクニックを兼ね備えた即興空間音楽のギターデュオ khat、そして世界を旅し独自の世界観を放つウクライナ人アーティスト Make Like a Tree をお迎えします。

ご予約好評受付中です!「内なる世界の宇宙空間」を見つけに来てください。





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